戸山流居合道会













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このページでは戸山流について質問形式でご説明いたします。


Q 戸山流とはどういう流派ですか?

A

戸山流は大正時代に陸軍戸山学校にて制定された最新にして最後の居合道と言われています。
歴史は新しいのですが各古流の良い点を取り入れて合理的に野外で戦うことを想定して制定されました。
戦後戸山学校の剣術科長 森永 清先生が京都府京田辺市に移住されてそこで改良し普及活動されたのが戸山流です。
森永先生のご子息様も当会の催事にはいつもご出席くださっております。(詳しくは歴史のページをご参照ください。)


Q 戸山流と他流の違いはなんですか?

A

まず当会は決して他流派をけなすようなことはございません。
それぞれの流派で皆様誇りを持って継承されており他流派の見習うべき所はどんどん勉強させていただきたいと思いますが、一番の特長は「大技にて一刀両断」の斬りを真髄としているところでしょうか。
当流派では試し斬りには主に竹を使います。(画像ページなどをご参照ください。)
時折畳表を斬ることがございますが、畳表用に重ねの薄い刀に取り替えることはなく竹を斬る刀で畳表も斬ります。
あくまで普段の稽古の刃筋の確認のための試し斬りですが、演武会など観客の前で平常心を保ちながら竹を斬ることは心・技・体の鍛錬になります。
また野外での戦いを想定しているため全て立ち居合いの形となっております。
古流では着座からの形も多いのですが戸山流は全て立っている状態から抜刀を行ないます。



Q 女性や高齢者でも習えますか?また武道未経験者でも大丈夫ですか?

A

当流派には女性の方や高齢者の方もたくさんいらっしゃいます。
近年は女性の比率が多くなってきているようです。
もちろん女性や高齢者の方、外国人の方の入門は大歓迎です。
武道未経験者でも全く問題ございません。
未経験者の方も非常に多くの方が入門されて上手になっておられます。



Q はじめるにあたってどのようなものが必要でしょうか?

A

まず居合刀が必要です。
初心者で習い始めの方には道場から貸し出しいたしますが、一般の武道具店にて3〜5万円くらいで販売されていますのでそれを購入してください。
あとは胴着・袴・帯・足袋だけです。当流派では必ず胴着は白、袴は黒を着用してください。
足袋は稽古時は白でも黒でも結構ですが、大会や演武会の際は必ず白足袋と白鼻緒の雪駄を着用してください。
神前での演武やイベント時などは胴着の代わりに白の紋付を着用します。これらも武道具店で購入することができます。
ただし初心者のうちは胴着のまま参加してくださって構いません。
居合刀で充分に稽古をされて抜刀・納刀・形演武が問題なくできるようになれば真剣で稽古してください。
真剣については特に決まりはございませんが自分に合った重さ・長さのものを選びましょう。
(通常は刃長2尺3寸5分のものを使用します。)
当流派は竹の試し斬りを行なうのでできれば樋がなく、身幅が太めのものが望ましいです。
ただ当流派においては鞘や下げ緒などにおいて華美なもの、派手な色のものはお控え下さい。



Q 武道道場というと敷居が高い感じがします。何か特別に厳しい訓練や命令などはないでしょうか?

A

当流派はどこの支部も稟とした空気の中にも和気あいあいとした雰囲気で稽古をしております。
世の中どこに行かれても同じですが、常識の範囲内で礼儀正しく行動していただければ何の問題もございません。
稽古時は最後に全員で形合わせをしますが、それまではご自分のペースに合わせて稽古をしてください。
初心者のうちはマンツーマンにて指導いたします。



Q 活動としてはどのようなものがございますでしょうか?

A

会全体としては3月に昇段審査会、6月頃に伊勢神宮奉納演武会、7月頃に錬成大会、11月頃に試し斬り講習会などがございます。
支部単位の活動ではそれぞれ地元の武道祭での演武や関刃物祭りでの演武、勉強会、試斬稽古などがございます。



Q 仕事の都合で月に1回くらいしか出席できないのですが大丈夫でしょうか?

A

お仕事の都合などで月に1回くらいしか稽古に来られない方は結構いらっしゃいますが、それでもそのペースででも「続ける」ということが何より大事です。
また稽古に来られない時はできるだけ普段から各自自主稽古に努めておられれば問題ございません。



Q 入門前に一度見学したいのですが。

A

見学はお気軽にお申し出下さい。大歓迎です。
ただし事前にメールにてご一報いただけますようお願い申し上げます。




以上簡単にQ&A形式で説明いたしましたが何かわからないことや質問などございましたらこちら(mail@toyamaryu-rakunan.net)からメールにてお問い合わせください。

戸山流居合道会